創業者である父から娘へ――。
当社は、代表取締役・妻沼澄夫社長から、娘の枝里に事業をバトンタッチしていく準備を始めています。
枝里は、マンションのリフォームを手掛ける会社の営業を経て、拓友建設に入社しました。事務所での業務をはじめ、建築現場にも足を運び、「毎日の仕事のすべてが勉強」という日々を送っています。
これまで、社長の妻沼が行ってきたお客さまとの打ち合わせにも、枝里が同席するようになりました。私の対応をそばで見つつ、お客さまと話すことは、住宅の知識を学び、また拓友建設の歴史を受け継いでいくうえでも大切な時間です。
当社が目指しているのは、ストーリーが描ける家づくりです。
高断熱・高気密化、素材や品質などにこだわった家づくりはもちろんですが、お客さまが思い描く暮らし方、入居後の新生活に向けた夢をどんどん膨らませて、楽しみながら家づくりをするご提案をしていこうと考えているところです。
そこで大切になるのが、女性ならではの視点です。長年の経験で培ってきた私の提案に女性の視点をプラスすることで、家事や子育てに便利なアイデアを入れるなど、より幅広いニーズに応えていくのがこれからの目標です。
また、「これから家を建てたい」という若いご家族にとって、枝里はちょうど同じくらいの年代。同世代だからこそ分かる家づくりの悩み、採用したい仕様やデザインなど、共感していただける提案を当社の強みの一つにしていきたいところです。
デジタル化への対応も進めていきます。
ストーリーづくりには、家の中をイメージしやすいツールの活用が欠かせません。
例えば、当社が施工した住宅のウォークスルー動画や3D画像をご用意して、打ち合わせの際のイメージ共有に活用できるよう、取組を始める予定です。
同時に、iezoomといった住宅情報サイト(拓友建設の企業ページはこちらhttps://iezoom.jp/company/company-420.html)とホームページを連携させ、お客さまが当社にアプローチしやすい環境を整えていこうと考えています。
こうした新しい取り組みが、まず形となったのが先日リニューアルした新事務所です。こちら(https://www.takuyou.jp/2022/04/blog-1737/ )
タイルパネルのカラーサンプル、壁の断熱構造の模型といった実物の展示品は枝里のアイデア。業界未経験だからこその発想で、「実物を見て触れる」というコンセプトの展示が生まれました。
その新事務所の近況です。
前回、予告した通り、さっそくバージョンアップ!打ち合わせデスクの横に、キッズスペースができました。
フロアマットを敷いているので、靴を脱いでのびのび過ごせます。
キッズスペースの玩具やグッズです。
段ボールでできたスツールや木製の積み木など、お子さまの知的好奇心をくすぐるものを厳選しました。
お子さまがお気に入りのものが見つかれば、ご自宅でも採り入れてみるのはいかがでしょう。
創業から30年。
これまで建ててきた住宅のOB施主様からリフォーム、アフターメンテナンスのご相談やご注文を受けることもあり、お客さまと長くお付き合いが続いていることが地域密着である当社の強みです。
こうして築き上げてきたお客さまとの関係、また家づくりのこだわりを継承しつつ、これからは次世代を担う枝里オリジナルのカラーが加わります。
拓友建設は今、新たなステージに向けた第一歩を踏み出したところです。