「三方よし」という言葉があります。由来となったのは、近江(現在の滋賀県)を拠点に地元の特産物を全国に行商してまわった近江商人のモットー「買い手よし 売り手よし 世間よし」です。 彼らは自分の利益だけを求めるのではなく、多くの人々に喜ばれる商品を提供することで、お客さまの信頼を獲得。さらに、ある程度の利益が出ると、それを学校や橋の建設にあて、地域貢献にも尽力したそうです。
この「三方よし」は、地域で長く仕事をさせていただく工務店である拓友建設にとっても事業の基本となる考え方です。
まず、「買い手」となるお客さまが家を建てる一番の目的は、家族みんなが幸せに暮らすこと。その際、「売り手」である弊社は、お客さまが思い描くライフスタイルをお聞きし、ご要望やご予算などを踏まえながら、快適で充実した新生活を送れる住宅をご提供します。 ご満足いただくことでお客さまと弊社の信頼関係が深まり、家を建てた後も、アフターメンテナンスやリフォームなどをご依頼いただくことで、長く続いていくものになります。そのことが弊社にとって安定経営の助けとなり、利益につながります。
また、弊社が進めている高断熱・高気密化といった住宅性能の向上は、暖房・光熱費の経済的負担が減り、快適な暮らしができることから、「買い手」であるお客さまの満足度がアップします。 高断熱化は同時に、温暖化対策や脱炭素化に貢献することで、異常気象など気候変動を抑え環境保護にも貢献します。
当社では、「三方よし」を実現するため、次の3つの理念を掲げた家づくりに取り組んでいます。
一つ目が「ロングライフ」
長期間住み続けられる家づくり。すなわち、躯体の強さ、使い勝手がよく快適な室内、デザイン性を兼ね備えた住宅の建設です。 建ててから10年毎に定期的なメンテナンスやリフォームを続けていくことで、家は50年でも100年でも使い続けることができます。お客さまが愛着を持って大切に使っていただけるから長持ちするのです。
二つ目が「ローエネルギー」
エネルギーと資源の使用量を削減することです。当然ながら、建築時にはさまざまな資材を使用します。こうした資源を無駄にしないよう設計するとともに、使用エネルギーと光熱費の削減に努めているところです。
三つ目が「ローストレス」
お客さまがストレスなく暮らせる家をご提供することです。高断熱・高気密化で家じゅう少ないエネルギーで冬も夏も快適な温度が維持できるので、自然の対流の仕組みを使った換気・暖房システムにより、いつも快適で空気がきれいな毎日をお過ごしいただけます。「寒い」「暑い」のストレスがない住まいが、拓友建設の目指す住環境です。
すべての条件をクリアしながら事業をしていくことは、簡単なことではありませんが、拓友建設は「三方よし」の家づくりを目指し、技術開発や社員のスキルアップをこれからも続けていきます。