室内用「塗り壁」の魅力をご紹介します 【動画付き】

日本で古くから使われてきた建材のひとつに「塗り壁」があります。原料は、珪藻土や漆喰などの天然素材。コテと呼ばれる道具を使い、職人が手作業で仕上げます。塗り壁は外壁だけでなく、内装材としても人気の高い素材です。

拓友建設では、お客さまのご要望に応じて、塗り壁による室内の施工を承っています。魅力は何といっても素朴で自然な風合い。無垢材など木質系の素材との相性もよく、室内を優しく温かみのある空間に仕上げることができます。

当社の打ち合わせスペースでは、壁は正面のみアクセントとして淡い緑の塗り壁、床は無垢を使っています

当社が使用している塗り壁は、99%がミネラル成分の粘土と天然白色珪藻土でできています。こうした天然素材は、住環境を整えるメリットもあります。

一つが調湿機能です。当社で使用している塗り壁は、その主成分となるミネラル鉱物が呼吸をすることで部屋の湿度を一定の幅の中で保ちます。メーカーのデータでは、6畳の部屋で1日あたり2.8ℓもの水分を取り込めるという結果が出ています。

二つ目が有害物質を吸着して無害化すること。シックハウス症候群の原因物質とされるホルムアルデヒドを吸着し、分解して無害な物質に変えてしまいます。さらに臭いの元になる物質を吸収して無臭化する効果もあります。身体に優しい素材ですので、ご家族はもちろん、小さなお子様にとっても安心です。

11月初旬、札幌市内で建築中のおうちで塗り壁の施工が行われました。

まず塗り壁を施工しない場所との境目をマスキングテープで養生します。

塗る場所に応じて、コテを使い分けるのもポイントです。

こちらは中塗鏝(なかぬりごて)で塗り壁を施工している様子です。

コーナー部分は、面引鏝(めんびきごて)を使って仕上げていきます。

作業の全貌は、こちらのYouTubeチャンネルでご覧いただけます。中でも職人さんが金鏝(かなごて)で美しい模様を描く「乱流仕上げ」は必見です!

均一な厚みに塗るのはなかなか大変な作業ですが、DIY好きのお施主様がご自分で塗られたケースもあります。最初は鏝(コテ)がうまく使えなくても、徐々にさまになるものです。ご家族で作業をすれば、良い思い出にもなりますね。

今回の施工ではホワイトを使用しましたが、カラーバリエーションが豊富で24種類から選ぶことができます。

当社の事務所にはその中から3種類のカラーサンプルをご用意しています。お部屋ごとに色を変えてもいいですし、ホワイトをベースに1面だけをアクセントで変えてみるのもオススメです。

塗り壁は模様や凹凸がありますが、サラサラして滑らかな触り心地です。

「塗り壁の部屋の雰囲気が知りたい」、「実際に塗り壁を見て触ってみたい」など、ご興味のある方はぜひお気軽に事務所にお越しください!