皆さま、あけましておめでとうございます。今年も、お客さまが幸せになる家づくりを何より大切に、干支の卯(うさぎ)のように、拓友建設も新たな挑戦をして飛躍する年にしていきたいと思っています。
2023年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
ウクライナ情勢の悪化などで燃料価格が高騰し、光熱費の値上げが相次いでいます。北海道電力は昨年末、主に家庭向けの「規制料金」プランの値上げを発表しました。
新年早々、明るくない話題ですが、これから家づくりやリフォームをご検討している子育て中もしくは若いご夫婦の世帯にはひとつ朗報がございます。 それが、国土交通省が昨年11月に創設した「こどもエコすまい支援事業」です。対象となるのは、「18歳未満の子どもがいる子育て世帯」もしくは「夫婦のいずれかが39歳以下の世帯」(年齢はいずれも令和4年4月1日時点)で、新築住宅の建設には1戸100万円、リフォーム改修には最大60万円(世帯の属性により変動)が補助されます。
補助の対象となる条件は、新築住宅の場合、延床面積50㎡以上でZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)レベルの断熱・省エネ性能があること。北海道が対象となる省エネ基準の地域区分1・2地域でUa値0.40WなどのZEH強化外皮基準への適合が必要です。また、再生可能エネルギーを除き、一次エネルギー消費量が省エネ基準比で20%以上削減されていることも条件になります。
一方、リフォームの場合は一定以上の断熱性能を満たす開口部の断熱改修、一定量以上の断熱材を使用した外壁・屋根・天井・床の断熱改修、節水タイプの水栓や高断熱浴槽といったエコ住宅設備の設置による省エネ改修が対象です。また、これらの省エネ改修を行うことを条件に、子育てに対応した改修や室内のバリアフリー化、空気清浄・換気機能付きエアコンの設置工事も対象となります。
リフォームについて、もう一つのポイントが経済産業省と環境省が創設した新たな補助制度と併せて申請ができる点です。(ただし、対象範囲が重複している場合は除きます。)
経産省・環境省による「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等」では、建材トップランナー制度などの一定の基準を満たす高断熱窓の設置には最大200万円が補助されます。また、経産省の「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」では、エネファームなどの家庭用燃料電池に15万円、エコキュートなどのヒートポンプ給湯器やヒートポンプとガス温水器を組み合わせたハイブリッド給湯器に5万円が補助されます。
この支援事業ができた背景には、エネルギー価格高騰の影響を受けやすい子育て世帯や若い夫婦の世帯に対して省エネ投資を支援することで、国が進めている「2050年カーボンニュートラル」の実現を図る狙いがあります。
つまり、若い世代の方々が新築やリフォームを計画される際、住宅の高断熱化や省エネ設備などの導入を盛り込んでいただければ、国からの補助が受けられるというわけです。交付申請は、各事業ともに事業者登録を行った住宅会社や工務店などが行い、補助金は全額お客さまに還元されます。
「高断熱住宅や省エネ設備は高くて手が出せない」というイメージの方もいるかと思います。ですが、長年に渡って住んでいく上で、住宅の高断熱化や省エネ化は、室内の快適性はもちろん、暖房費などの月々の光熱費削減や、今以上に燃料費が高騰した際のリスク回避にもつながります。 当社では、今回の「こどもエコすまい支援事業」の要件をクリアした新築住宅の建設を承っております。家づくりをご検討の方、高断熱住宅にご興味がある方、また制度の仕組みが分かりにくいといった方など、ぜひお気軽に当社にご相談いただければと思います。