先月の5月27日、三笠市にある「太陽の森」で植樹を行ってきました。コロナ禍で一旦活動をお休みしていましたが、今年に入り少しずつ規制が緩和され、4年ぶりの活動再開となりました。
当社は、三笠市のNPO法人・三笠森水遊学舎さんとともに植樹活動を行っています。きっかけは、社長の妻沼と三笠森水遊学舎の高篠和憲理事長が学生時代に知り合いだったご縁から。三笠森水遊学舎さんの森林再生プロジェクトに賛同し、2007年の開始当初から一緒に活動させていただいています。
当日は雨予報から一転、青空が広がり絶好の植樹日和。初めての方、リピーターの方含め、約30名の方々にご参加いただきました。
私、枝里が以前、父である社長の妻沼に同行し、この植樹活動に参加したのは学生の時でした。「太陽の森」を訪れたのは、実に15年ぶりになります。
まずは高篠理事長から植樹の手順についての説明がありました。植えるのはヤチダモ、ミズナラ、イタヤカエデ、キタコブシ、クルミ、カツラ、センノキという三笠地域に自生している北海道を代表する広葉樹です。
各自、好きな苗木を選んで、いよいよ植樹をスタート。雑草よけ用に敷いた黒いシートの切れ込みに1株ずつ丁寧に植えていきます。
湿度が高く汗ばむ陽気となりましたが、皆で協力しながら、和気あいあいと作業を進め、約120株を植えました。
周囲を見渡すと、これまで植えてきた苗木が順調に育っていました。成長した木々を15年ぶりに見れて、そのころを思い出したりと感慨深い思いでした。
植樹を終えた後は、森の整備も行いました。はじめに高篠理事長からチェーンソーのレクチャーを受けます。
レクチャーを受けた後は、倒れた木の枝を伐採する作業を行いました。チェーンソー初心者の方が多かったですが、皆さん、上手に使いこなして、どんどん伐採していきます。
私も伐採作業に挑戦!初めてのチェーンソーでしたが、小型で軽量なタイプだったので操作がしやすく、楽しみながら作業ができました。
植樹の後は、市内にある湯の元温泉に移動して昼食タイム。名物の合鴨鍋をいただきました。この合鴨鍋が何とも絶品!体を動かし、汗をかいた後、皆で労をねぎらいながら囲む鍋は最高でした。
木造住宅を建てるには、たくさんの木を使います。そのため、森林資源を保全し次世代へと受け継いでいくことは、木を扱う当社にとって大切なことと考えています。
植えた苗木が大きくなり、やがて森を形成していくには長い年月がかかります。ですが、15年前の小さな苗木が着実に成長しているのを見て、来年以降もこの活動を継続していきたいと思いました。