当社が札幌市北区に建設していたモデルハウスがこのほど完成し、8月5日にオープンしました!今回のモデルハウスには、電気料金をはじめとするエネルギー価格の高騰、またお客さまのライフスタイルにあわせて当社がぜひご提案したい設備やプランをふんだんに採り入れています。
そこでブログでは、2回にわたりモデルハウスの見どころポイントをご紹介していきます。
こちらが外観です。2階正面のブラックの壁面に見える部分は、実は太陽光発電パネル(シャープ製)。出力3.8kWとそれほど大容量ではありませんが、雪が積もる心配がないこと、また屋根の雪を落とす場所の少ない札幌市内などの都市部でも設置が可能な創エネ・自家発電設備のご提案として採用しました。
また、家の前面には地下水を利用した融雪槽を備えました。蓋を開けると、地下水が勢いよく流れています。地下水の水温は年間を通して10℃ほどあり、固まった雪もどんどん融かせます。燃料費がほとんどかからない省エネな雪処理の新しいご提案です。
地下水はもう一カ所、家の中でも活躍します。こちらについては、モデルハウスでご確認いただければと思います。
エコキュート(給湯機)には、太陽光で発電した電力を湯の沸き上げに使う機能が搭載されています。自家発電でお湯ができるなんてステキだと思いませんか!
さらに、太陽光発電の電力が余った場合には、蓄電池(ニチコン製・7.4kWh)に貯めておきます。電気料金が高い中、できるだけ自家発電した電気を自家消費して、電力会社から買う電力を少しでも減らすための設備を搭載しました。
リビングは、南に面した窓から十分な光を採り入れながらも、夏場の直射日光を避けられる設計となっています。冷房の使用量を減らす省エネの工夫です。
住宅性能は、断熱性能(Ua値)が0.18、気密性(C値)が0.22で、国の断熱基準より厳しい「札幌版次世代住宅基準」の最高ランク「プラチナ」を現在申請中。
高断熱・高気密住宅では、冷房を効率的に使うことが可能になります。
先日、公開に先駆けて内覧会を行いましたが、その日は最高気温が33℃という厳しい暑さ。そうした中、室内はエアコン1台で家じゅうが涼しく快適でした。来場者の方々からも「家の中に入ると、とても快適で驚いた」、「自然で心地の良い涼しさ」とご好評をいただいています。
モデルハウスでは、公開終了後、実際に居住した際のエネルギー使用量を計測して、省エネ効果などの検証を予定しています。どのような結果が出るのか楽しみです。
完成してからでは見ることができない部分にもチェックいただきたいポイントがあります。こちらの写真は工事中。基礎をまるごと保温する断熱材に、シロアリを寄せつけない効果が実証されているスタイロフォームATを採用しています。
札幌市内でもシロアリによる家の被害が報告されておりますが、こちらは当社の標準仕様です。
今回のモデルハウスは、10月中旬(予定)までの限定公開となります。見学をご希望の方は、こちらからご予約ください。
暑い日が続いていますが、この機会に家の快適性を体感いただき、寒冷地ならではの創エネ設備を実際に見ていただければと思います。
次回は、家事ラクになる住宅設備や家事動線の工夫、素材などをご紹介します。楽しみにしていてください!
※こちらのモデルハウスは公開終了しております。