猛暑の影響で例年より遅めと言われていた紅葉も見頃が終わり、いよいよ冬シーズンに向かう11月。今年もあと2カ月となりましたが、来年早々、住宅関連の税制優遇制度が大きく変わることはご存じでしょうか。
家を建てる際、借入した住宅ローンの金利の負担を軽減する制度が「住宅ローン減税」です。年末の借入残高の0.7%が所得税などから控除され、家づくりの資金計画の助けとなります。
その制度内容が変更され、2024年1月以降に建築確認を受けた新築住宅は、「省エネ基準に適合していること」が必須条件となりました。つまり省エネ基準を満たしていない住宅は、ローン減税の優遇を受けられなくなるのです。
対象となる住宅は、省エネ基準適合住宅をはじめ、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準省エネ住宅、認定長期優良住宅、認定低炭素住宅といった高性能住宅です。また、省エネ性能が高いほど、減税額が増える可能性があります。
今回の制度改正の背景にあるのが、国が進める脱炭素政策です。住宅分野では、家の断熱性能を高くすれば、冷暖房に使うエネルギー消費量が少なくなり、温室効果ガスの削減につながります。 一方、省エネ住宅に暮らすことで光熱費の負担を抑えられ、日常生活も快適に過ごすことができます。居住者にとってもメリットばかり!
当社では、国の基準より厳しい「札幌版次世代住宅基準」において「シルバー(断熱性能:Ua値0.28以下)」を標準仕様とした家づくりを行っています。この住宅性能は、省エネ基準適合はもちろんのこと、ZEHや長期優良住宅・低炭素住宅の基準もクリアしており、これまで通り、住宅ローン減税を受けていただくことができます。 新たな制度では、住宅ローン減税の申請時に省エネ基準に適合していることを示す「証明書」が必要になります。こうした書類関係の準備、申請などは分かりにくい、難しいと思われる方がいらっしゃるかもしれません。当社では各種補助制度や優遇制度などを活用した家づくりも行っておりますので、ぜひご相談ください。そのほか、ご不明なことやお聞きになりたいことがあれば、お気軽にご連絡いただければと思います。
札幌市のホームページに当社施工の住宅が掲載
ところで先日、当社のモデルハウス(現在は公開を終了しています)が、「札幌版次世代住宅認定第1号(等級:プラチナ)」の住宅事例として、札幌市ホームページにご掲載いただきました。住宅性能のほか、壁面太陽光発電や高断熱による室内の快適性などについてご紹介いただいています。よろしければご覧ください。