先週は暖かい日があったかと思えば、週末になると今季最強の寒波が来てあっという間に真っ白な銀世界――と、不思議な天気でしたね。窓の外に広がる突然の雪景色に驚かれた方も多かったのではないでしょうか。
ところで、冬は暖房や給湯などに使うエネルギー消費量が1年で最も多く、光熱費が高くなってしまう季節。こちらのグラフは、家庭で使われる1年間のエネルギー消費量の内訳です。暖房が全国の1.5倍、エネルギー消費量全体の半分を占めていることが分かります。
そこで今回は、寒い冬でも無理をせず暖かく過ごすための節電・省エネ対策をご紹介していこうと思います!
①暖房器具の使い方
冬に欠かせない暖房器具。そのエネルギー消費量を減らすポイントの一つが、室温20℃を目安に設定することです。ちょっとした重ね着や適度な加湿をすることで体感温度が上げられますし、高断熱住宅であれば十分暖かく過ごせます。(※ただし暖房の控えすぎは要注意!体調管理には十分お気を付けください)
そのうえで、お出かけ前や寝る前には15~30分ほど早めにスイッチをオフに。部屋に残った暖かさで過ごすことで使用する時間を減らせます。塵も積もれば…ですが、使用時間を1日1時間短縮すると、ひと冬で1,500~2,000円ほどの節約になります。
また、エアコンの暖房を使っている場合、暖気を部屋全体に行きわたらせることもポイントです。エアコンの風向きの角度を下に向けることで、天井にたまりやすい暖かい空気が足元にも届き、部屋を効率的に暖めることができます。
【参考:政府広報オンライン】
②入浴の仕方
暖房に続き、エネルギー消費量が多いのが給湯です。給湯を使う中でも、普段の生活習慣を変えることで大きな効果が出るのがお風呂なのはご存じでしょうか。
家族皆が同じ時間帯に入り、間隔をあけずに入浴すれば、追いだきやさし湯の必要がありません。例えば、1日1回の追いだきを止めるだけで、年間約6,200円の節約につながります。
また、意外に使用量が多くなりがちなのがシャワーのお湯です。シャワーを1分間使うとお湯の使用量は12ℓ。家族4人が4分間シャワーを使うと、あっという間に浴槽1杯分になってしまいます。ですが、シャワーを使う時間を1分短くしてみてください。ガス代、水道代あわせて約3,000円の節約になるんです。追いだき、シャワーの使い方ひとつで、年間1万円近くの削減につながります。
③省エネ機器への買い替え
最後に、夏にもこちらのブログで家庭の省エネ対策として家電の買い替えをご紹介しましたが、もし給湯器を買い替えるなら、給湯器を省エネタイプに交換することもおススメです。電気の給湯器ではヒートポンプ給湯器「エコキュート」、ガス・石油給湯器であれば潜熱回収型の「エコジョーズ」「エコフィール」といった製品があります。一般的な給湯器より価格は少し高めですが、標準使用期間である10年間、毎日使う機器だからこそ、ランニングコストが減らせるのは長い目で見てメリットになります。
当社では、お客さまから「光熱費の負担を抑えたい」とのご相談を受け、熱源の変更を含め、給湯器や暖房機器の取り換え工事を行った実績もございます。ご提案の際には、家族の人数や生活スタイルなどに合わせたプランニングを行っています。皆さまのご相談をお待ちしております!