若いご夫婦、子育て世帯を対象とした省エネ住宅の補助制度が始まります

春は出会いと別れの季節。卒業と入学や進学、就職といった人生の節目を迎える方もいらっしゃるのではないでしょうか。新たな出会いや夢への一歩を踏み出すうえでは期待や希望もたくさんあると思います。

一方、家づくりに関しては、ライフステージの変化がマイホームを考える節目となります。中でも、結婚や出産、お子さまの進学、きょうだいができて個室を設ける――などをきっかけに家づくりを考えるご夫婦が多いと思います。

そうした方々が省エネ住宅を建てる、または省エネリフォームを行う際の費用を補助してくれる制度が始まります。その名も「子育てエコホーム支援事業」。夫婦のどちらかが39歳以下の「若者夫婦世帯」、18歳未満のお子さまがいらっしゃる「子育て世帯」が対象です。

出典:国土交通省ホームページ

ポイントは、「エコホーム」という事業名にあるように、一定レベルの省エネ性能をクリアした新築住宅、リフォームが条件になっていること。

新築の場合、長期優良住宅には100万円、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅には80万円が補助されます。一方、リフォームの場合、断熱やエコ設備の設置といった省エネ改修を行ったうえで、バリアフリー化や空気清浄機能付きエアコンの設置といった子育てに関わる改修工事について上限30万円、また長期優良リフォームを行うと上限45万円が支給されます。

また、住宅ローンの減税措置の制度も変わりました。これまでは全ての家において借入した住宅ローン残高の0.7%が所得税などから控除されていましたが、2024年1月以降に建築確認を受けた新築は、決められた省エネ性能を満たした住宅のみがローン減税の対象となりました。さらに、省エネ性が高いほど、借入できる上限金額が大きくなっているのも特徴です。(※詳しくは下記の表、国土交通省のホームページをご覧ください。)

出典:国土交通省ホームページ

当社が手掛ける住宅は、こうした「子育てエコホーム支援事業」や「住宅ローン減税」の対象となる長期優良住宅やZEH住宅などの基準以上の性能ですので、年齢などの条件が合えば、これらの補助金や優遇制度を使うことができます。

さらに子育てに配慮した家づくりでも豊富な実績がございます。 その一部をご紹介します。

こちらは、就寝前に絵本を読むのが日課のお子さまのため2階ホールに可動式本棚を造作した実例です。また、「子育てエコホーム支援事業」の昨年度版「こどもエコすまい支援事業」の対象になり100万円の支給を受けています。

建築費にもこだわった手の届く高性能住宅 石狩市Hさま

こちらのお宅では、リビングにキッズスペースを併設(写真左)しています。天井にはハンモック用の金具、壁にはキャットウォーク(写真右)を設けてお子さまと猫ちゃんがともに楽しく暮らせる家になりました。

家事がしやすく子どもと猫がのびのびと暮らせる住まい 札幌市Sさま

こちらはお子さまの外遊びに最適なインナーコートのある平屋建てです。リビングダイニングからお子さまの様子がバッチリ見守れる間取りです。

お子さまを見守れるインナーテラスのある平屋 札幌市Kさま

国がこうした支援事業の創設や制度改正を行う背景には、エネルギー価格や物価が高騰する中でも、若い世代が省エネ住宅を建てられるようにすることで、「2050年カーボンニュートラル」や「脱炭素化」の実現につなげようという狙いがあるからです。

国の政策というと、スケールの大きな話になってしまいますが、省エネ住宅は冬暖かく、夏は涼しく快適に過ごせます。何より月々の光熱費を安く抑えることができ、私たち、生活者にとっても大きなメリットになります。 家族で長く暮らしていく家だからこそ、入居後の生活を考えるうえでも、これらの制度が活用できる今こそ、省エネ住宅・省エネリフォームを検討されてはいかがでしょうか。当社では随時ご相談を受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください!