おうちの中こそ熱中症にご注意を!暑い日はエアコンを連続運転しましょう

季節は夏真っ盛り。今年も暑い日が続いていますね。長期予報ではこれから8月にかけて、気温が平年より高くなることが予想されています。

北海道でもここ数年、夏の暑さがとても厳しくなりました。こちらは昨年8月の札幌の最高・最低気温(気象庁)を示したグラフです。

特に8月後半になると、お盆明けから最高気温が30℃台になり、「猛暑日」と言われる35℃以上の日も4日間ありました。

また、札幌市消防局が熱中症による救急搬送をまとめたデータによると、昨年、熱中症が発生場所の約5割が「住居」でした。夜になっても気温が25℃以下に下がらない熱帯夜も増えており、窓を開けても涼しさが得られなくなってきました。

今年も7月21,22日と最高気温が34.7℃まで上がり、23日は熱帯夜からの真夏日を記録しています。

おうちの中での熱中症対策とエアコンの使い方をいくつかご紹介します。

室温・湿度を適切に保つ

まずは、エアコンや扇風機を使用して室温を下げましょう。室温は日当たりにも影響するので、窓の方角によってはカーテンやシェードなどで遮光・遮熱するのも効果的です。湿度の上昇も熱中症の要因の一つ。エアコンや除湿器などを使って湿度を下げるようにしましょう。

またエアコンは24時間連続運転すると、とても快適に暮らすことができます。

こまめな水分・塩分補給

室内は日差しを浴びることがなく、仕事や家事に集中していると、のどの渇きを感じにくく、知らぬうちに水分が不足していることも。意識してこまめに水分補給を行いましょう。また、汗をかくことで塩分やミネラルも不足しがちになります。スポーツドリンク、塩分タブレットなどのように手軽に塩分・糖分をとれる飲み物や食べ物がおススメです。

生活リズムを整えて体調管理

基本的なことですが、栄養不足や睡眠不足は熱中症のリスクを高めます。バランスの良い食事やしっかりとした睡眠をとって、体調管理に気を付けましょう。

そのほか、家の中は場所ごとに状況が異なる点にも要注意。火を使うキッチン、脱衣・洗面室のようなエアコンの効きにくい場所などは、他の部屋に比べて高温多湿になりやすいので、特に気を付けましょう。

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以上、3点のポイントをご紹介しましたが、一番有効なのは、やはり我慢をせずエアコンを使って室内の温度を下げることです。エアコンを使うと電気代が気になりますが、高断熱・高気密化や、家の造りの工夫によって、電気料金は全然気にならないレベルに納まります。 暑い時期のおすすめの使い方は、26~28℃の設定で冷房を24時間運転する方法です。効率よく稼働させることができるので、電気料金はほんのわずか、1日当たりアイスキャンディ1本程度です。

こちらは、当社が昨年公開した「2023モデルハウス」です。住宅性能は札幌版次世代住宅基準の最高ランク「プラチナ」レベルで、冷房設備はエアコン1台のみでした。

公開スタートは8月初旬。暑さがピークの時期でしたが、「家に入るととても快適」「自然で心地よい涼しさ」と、“クールスポット”として来場者の方たちに大好評でした。また、リビングは南に面していましたが、十分な採光を確保しながら、夏の直射日光を避ける設計になっています。

道内でも採用する住宅が徐々に増えているのが、家じゅうを冷暖房できる「全館空調」です。昨年末のアンケートによると、北海道の住宅会社では、まだ採用実績がないものの「提案している」「関心がある」が約4割にのぼり、今後採用する会社が増えていきそうです。

当社でも、7月20日まで公開していた「2024モデルハウス」に初めて採用。来場されたお客様からは「どこの部屋も温度差がない」「2階に上がっても暑くなくて快適」との声が寄せられ、たくさんの反響をいただきました。

当社では、暑い夏も快適に過ごせる家づくりをはじめ、OBのお客さまからのリクエストでエアコンの設置工事にも対応しております。ぜひお気軽にご相談ください。これから8月を迎えますが、体調には十分に気を付けてお過ごしください!