ヒートポンプ機器に改修したSさま邸1年後の電気代が驚きの9万円削減

電気、ガス、灯油の価格が軒並み高い状態が続いていますね。当社にも光熱費の削減対策や電気代高騰への不安に対するご相談やお問い合わせをいただくことが増えました。

光熱費を減らす方法の一つが、電化改修です。暖房・給湯機器を効率の良いタイプに交換することで、エネルギー使用量が抑えられ、月々の光熱費を削減することができます。当社でも昨年あたりからご依頼が急増しており、さまざまな改修工事に対応しています。

札幌市内にあるSさま邸は、当社が建て替えて今年で16年目を迎えたお宅です。昨年(2023年)6月、電化改修工事を行いました。

Sさま邸では、交換時期になっていた「暖房給湯一体型電気ボイラー」を撤去し、

新たに、ヒートポンプ式給湯器「エコキュート」(写真左)とヒートポンプ式温水暖房システム「エネフロー」を設置しています。

改修工事の後、Sさまに電気の使用量などをお聞きしたところ、その効果は一目瞭然!電気の使用量、電気代、冬の暖房費すべてにおいて大きな削減効果が見られました。(詳細はこちらのブログでご紹介しています。)

前回は工事が終わった翌月の2023年7月から2024年3月までの状況をお伺いしましたが、その後はどうだったのでしょう。工事からちょうど丸1年が過ぎたタイミングで、Sさまに先月までの数値をお聞きして工事前後の数値を比べてみました。

まずは、給湯と一般電灯から。前年(2022年7月~2023年6月)とこの1年(2023年7月~2024年6月)を比較すると、年間電気使用量は、前年の4,758kWhから今年は2,859kWhと約40%も減っていました。一方、電気代は前年13万9,279円から今年は9万3,368円に。こちらも33%の削減を達成です!中でも、寒さの厳しい12月、1月は電気代の節約効果は、45%前後になっていました。

続いて、暖房については前年(2022年11月~2023年4月)と今年(2023年11月~2024年4月)の数値を比べてみました。電気使用量は、前年4,277kWhから今年3,505kWhと18%削減。電気代は、前年12万7,032円から今年8万2,203円と35%減っていました。実は、前年、実際に暖房を使用した期間は12月から3月まで。今年は11月から4月と、前年より2ヵ月長く使用しながらも、省エネすることができました。

給湯・一般電灯・暖房を合わせた1年間の電気代は、前年26万6,761円から今年は17万5,571円になり、その差額は何と9万円以上に!約34%の削減になりました。

もともとエコライフを実践されているSさまですが、我慢せず普段どおりに生活されているとのこと。そうした中で、年間9万円もの節約ができるのは、最新機器はいかに効率が良いかが分かりますね。

最新の省エネ設備を入れるとなると、「コストが高いのでは」と不安に思われる方がいらっしゃるかもしれません。今回のSさま邸では、旧機器の更新時期に合わせて改修工事を行うとともに、補助制度も活用しました。今は国や自治体、民間企業が設定した、さまざまな補助制度があり、当社でも積極的に活用しています。

また、今回は電化改修でしたが、家の設備、仕様によっては、電気からガス・灯油への熱源改修を行うケースもあります。当社ではさまざまな工事への対応実績があり、各ご家庭に最適なプランをご提案しております。まずはお気軽にご相談ください!