札幌で高性能・デザインも良い自分サイズの家:拓友建設今年の家づくりを振り返って(2)

12月のブログは今年完成した新築住宅のハイライトをご紹介しています。

当社がこだわる高性能・高耐久な家づくりを進めながら、背伸びしなくても建てられる「自分サイズの家」を実現された2邸を紹介します。

札幌市中央区 Y様邸

閑静な住宅街の陽当たりの良い角地を購入されたY様ご夫婦。

「いい家を建てたい」と性能やデザインにこだわり、設計事務所に設計を依頼する家づくりを希望されており、当社にご相談に来られました。お話の中で、予算が足りているかどうか不安があることがわかり、どうすればいいか私も考えました。DIYがお好きで柔軟で合理的な考え方もお持ちでしたので、性能や耐久性を維持したままコストダウンをする提案をいくつかさせていただきました。

キッチンの壁はDIYでタイルを施工する予定

その1つがタイル貼りやフローリング塗装など内装仕上げの一部をDIYでやっていただくこと。ガーデニングはもともとご夫婦でやる予定だったのですが、DIYの提案もおもしろがって受けてくれました。

夫婦の寝室は間仕切り壁は天井までなくて開放的

また、寝室とリビングとの間仕切り壁は天井までカバーしていません。夫婦2人暮らしだから必要としていなかったのです。さらに、天井の仕上げは板張りで梁もむき出し。壁紙を貼っていません。写真で見てもおわかりかと思いますが、全然違和感はなく、ナチュラルな味わいがあります。こうした細かいことが全体のコストに効いてくるものです。

天井を現しにし、窓は大開口スライディング

S様邸は、デザインや細かな仕様にも気を配っています。たとえばリビングの大きなテラス窓は、「YKK APW430 大開口スライディング」を使用しています。今までの引き違い戸と比べてわずか10分の1の力で開けられるため、女性やご年配の方でも負担がありませんし、なによりもトリプルガラス入りの高性能サッシなので窓際に寄ってもひんやりしにくいのが特徴。ローコスト住宅を建てる会社なら決して採用しないであろう高性能な製品です。

当社は、単なるコストダウン住宅は建てません。性能や耐久性、メンテナンス性、使い勝手などを考えてお勧めの建材や仕様を選んでいます。

外壁の一部は木材を使用しており、金属外装との組み合わせでモダンでナチュラルな雰囲気を出しています。

札幌市東区 S様邸

ご入居前の外観。玄関周りに張った羽目板がアクセント

S様ご夫婦は、子育て世代。地下鉄の駅まで比較的近い郊外で家づくりを始めました。冬の暖房費が安く済む高い住宅性能や、2台分のカーポートなどのご要望をうかがって、これは予算オーバーになりそうだと直感しました。

そこで設計事務所とも相談し、施工だけでなく設計段階からコスト管理を厳密に行って、S様のご予算に近づけられるよう工夫しました。

たとえば設計事務所が、子育て世帯が使いやすい汎用性のあるプランを考えました。札幌版次世代住宅基準のスタンダードレベルの性能(UA値0.28W以下)を維持し、夏の強い日差しを遮る軒の出の大きさの確保など、省エネで快適に暮らせる家づくりの基本は崩さずに進めていきました。

できあがった家は、多くの方にとって手の届く価格になりました。拓友建設の家づくりが広がりました。

こちらのS様邸も、後日インタビュー取材をして家づくりの細かなお話をホームページにも掲載したいと思っています。

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新型コロナウイルスの感染拡大はなかなか収まりそうにありませんが、きっとみんなが笑顔になれる日がやってきます。今年家を建てていただいたり、リフォームをお願いされたお客様、まことにありがとうございました。来年も性能とデザイン、使い勝手の良い家づくりに”全集中”して頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。