札幌の初雪、根雪はいつ頃?

札幌もしだいに寒くなってきました。昼間は上着がいらないほど暖かいのですが、朝夕はかなり冷え込みますね。

つい先日(10月22日)、厚別区の跨線橋でブラックアイスバーン状態となった路上で自動車のスリップ事故が起きました。気象台の公式発表では最低気温は3.2度でしたが、厚別区の朝は、隣の江別市に近い寒さになりますので、当時は0度付近まで下がっていたかもしれません。北区でも当別町との間にかかる札幌大橋でスリップ事故が起きました。

遠出しない人も、そろそろ冬タイヤに交換した方が良さそうですね。週末のガソリンスタンドやカーショップでは、タイヤ交換待ちの行列ができそうです。

こうなると、気になるのが初雪がいつ降るかです。

「雪虫が飛んでから2週間ぐらい」という話や「手稲山に雪が積もったら10日ぐらい」という話も聞いたことがあります。

https://www.sapporotenki.jp/data/record_snow.html 上記は、さっぽろお天気ネットというサイトに掲載された過去10年の初雪日です。初雪の平年値(過去30年の平均)は、11月1日ですが、ここ3年は平年値よりも遅くなっています。気象庁の予報では、11月第1週までは最高気温が10度を下回る日がなく、初雪は少し遅めになりそうな気配です。

まもなくこんな滑る路面が出てきますね

一方、冬の厳しさを感じ始めるのは根雪になってからです。根雪は、気象庁では「長期積雪」と呼びます。根雪が始まる平年値が12月6日となっています。

http://www.jma-net.go.jp/sapporo/tenki/snow-frost-ice/snowfrostice_normals.html

札幌の初雪は11月初め、根雪になるのは12月初めと覚えておくと良いでしょう。

最後に、おもしろい資料をインターネットで見つけました。

https://thesis.ceri.go.jp/db/files/0001910010.pdf

今から54年前の論文ですが、1937年~66年の積雪状況や初雪の平年値などがわかります。

それによると、初雪は10月30日と、今と大差ありません。一方で、最も積雪の深い時は103cmもありました。今は80cmぐらいですから、昔の方が雪の量が多かったのかもしれません。

M型無落雪屋根(写真手前の住宅など)は、毎年メンテナンスが必要

さて、そろそろ家も冬の準備が必要ですね。

札幌に多いM型無落雪屋根は、屋根の中央に樋があります。ここが落ち葉などで詰まると、スガモリや漏水の原因になります。そこで、冬シーズン前には樋に落ち葉などが詰まっていないかどうか点検し、掃除します。

拓友建設では、M型無落雪屋根ではなく、シート防水など別の工法を採用しています。樋がなく、基本的にメンテナンスがほとんど必要ありません。また、防水上のトラブルが少なく耐久性も見込めます。

暖房も、本格的なシーズン前に試し運転をした方が良さそうです。寒くなってからもし故障が発生すると、家族みんなが寒い想いをし、修理までの時間がとても辛いものになります。

今のうちにチェックをして、厳しい冬に備えましょう。