昨年末までは雪が少なく、この冬は暖冬だなと思っていた矢先、年が明けて1月中旬ごろから札幌とその近郊エリアは突然のドカ雪に見舞われました。各地で平年を上回る積雪量になっているようです。
雪が積もると大きな雪山があちこちに出現し、道路幅が狭く見通しがかなり悪くなってしまいます。車を運転される方、歩行者の方ともに十分にお気をつけください!
大雪の時、家庭の除雪作業で役に立つのが融雪槽です。集めた雪を融雪槽に落とせば、バーナーの熱が雪を融かしてくれます。大きな雪山ができないので、家の周りはいつもスッキリ。敷地が狭くて雪置き場がない場合などにとても重宝します。
その一方で、気になるのがランニングコスト。電気、ガス、灯油とさまざまな熱源から選べますが、エネルギー価格が高騰しているので少しでも家計の負担を抑えたいところです。
そこで今回ご紹介するのが地下水を利用した融雪槽。当社では、昨年公開した「2023モデルハウス」に採用しました。写真の右下、赤丸で囲ったところが融雪槽です。
こちらはモデルハウスが竣工した時、昨年の夏の様子です。融雪槽の蓋を開けると、中には地下水が溜まっていました。「水で雪が融かせるの?」と疑問に思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、実はバッチリ融かせるんです!
今年の1月中旬、辺り一面が白銀の世界になりました。 さっそく融雪作業を開始。融雪槽のポンプスイッチを入れて、雪をどんどん投雪口に入れていきます。雪を積み上げる動作がなく、雪かきスコップで押し込むだけなので作業がとてもラクチンです。
投入された雪は瞬く間に融けていきました。地下水は外気温の影響をほとんど受けず、年間を通じてほぼ一定の温度。こちらの地下水は真冬でも9℃前後あり、さらに水量と水圧が一定なので塊になった雪もどんどん融かせます。
ランニングコストの負担が少ないのも嬉しいポイントです。バーナーを加熱するエネルギーコスト、水道代、下水道代がかからず、1シーズンの費用はポンプで水をくみ上げる電気代約3000円のみ!
エコノミー(economy)であり、さらに自然エネルギーを活用したエコロジー(ecology)でもあり、2つの意味で「エコ」な雪処理システムと言えますね。
百聞は一見に如かず。融雪槽の稼働の様子はこちらのYouTubeチャンネルをご覧ください。雪がみるみるうちに融けていく様子は必見です!
地下水利用の融雪槽についてお聞きになりたいこと、ご興味がありましたらお気軽にご連絡ください。(※エリアによっては設置できない場所があります。)
拓友建設では、お客さまの日々の暮らしを第一に考えたご提案をしており、光熱費の負担を少なくする新しい省エネ・創エネ設備の採用を積極的に進めています。 今年春に新たなモデルハウスを公開する予定で、いろいろなご提案内容を盛り込んでいます。ただ今、工事の真っ最中。工事の様子は随時こちらに公開しています。
新モデルハウスがオープンしましたら、こちらのブログでお知らせしますので、ぜひチェックしてみてください。