1年目点検のため、札幌市Sさま邸にお伺いしました

12月中旬、お客さまのお宅の1年目点検を行いました。お伺いしたのは、札幌市のSさま邸。ご夫婦と2人の息子さん、そして猫ちゃんの家族がみんなのびのびと自由に過ごせるように設計されたお家です。点検に併せて、この1年のご感想をお聞きしました。

まずは外回りから点検をスタート!点検ポイントは、外壁のコーキングが切れていないか、基礎の割れやモルタルがはがれていないかなどです。

奥さまに立ち会っていただき、気になる点についてヒアリングしながら、当社の現場担当者と設計者の西川幸宏さんとともに、くまなくチェックを行いました。

外壁のアクセントになっている板張りは宮崎県産オビ杉の羽目板を使用した部分。こちらも塗膜のはがれや反りがないか、ビスに問題がないかを見ていきます。

ちなみに、点検日の朝に雪が降り、外構のアスファルトや民地石(隣地との区画や歩道などの境界線に設置するコンクリート)は雪の下。今回は点検できなかったので、雪が融けてから改めてお伺いすることにしました。

続いて、家の中へ。外回り同様、奥さまに気になっていることを確認しながら1カ所ずつ点検していきます。

点検の結果、玄関ドアに一部ビス(ネジ)の不具合が見つかりました。また、クロスの入隅(壁の二面が内向きにへこんだ角の部分)にはシーリング切れによる隙間も確認。これは木材の乾燥収縮とクロスの伸縮により起こり得る現象で、通常1~2年ほどでおおかた落ち着いてきます。

手直しの際にはすべての部屋を確認し補修させていただきますのでご安心ください。

キャットステップにも1カ所、ビスに若干のゆるみがみつかりました。

そのほか、建具やサッシの開閉具合や床・水回りのコーキング、照明などもチェックしましたが大きな問題はなし!
無事に1年目点検が終わりました。

玄関ドアの一部ビス不具合、クロスのシーリング切れ、キャットステップのビス緩みが今回のチェックポイントとなりました。

緊急性が高い不具合はありませんでしたので、Sさまと日程調整させていただいたうえで、手直しの機会を改めて設定させていただくことになりました。

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点検後、奥さまに新居での生活について伺いました。

まず、「家の中がとても快適」とお喜びの声をいただきました。この夏も暑さ知らずで過ごせたそうです。

また、奥さまが「プランがとても良かった」とおっしゃっていたのが1階の家事動線。キッチンのすぐ裏に洗面室を配置し、その左右に家事スペースを設けています。

洗面室から右手に進み、奥にある引き戸を開けると、家族4人分の衣類がたっぷり収納できるファミリークローゼットです。

一方、左手の引き戸の先はユーティリティ。こちらでは、奥さまが希望されたガス衣類乾燥機「乾太くん」が活躍中!毎日使っても、ガス代は意外と安く済んでいるそうです。

また、おうちの中にはこんな工夫も。リビングダイニングにある「あらわしの柱」には猫ちゃん用の爪とぎが巻かれていました。猫ちゃんの習性を活かしたナイスアイデアですね!

今回、お話をお聞きして、ご家族と猫ちゃんが楽しく快適に過ごしていることが分かり、ホッとするとともにとても嬉しく思いました。

当社は、建築家や設計事務所とコラボした家づくりが、ほかにはない特徴です。設計・プランの打ち合わせでは、納得のプランづくりを進めるために、建築家との打ち合わせ期間が必要です。

“急がば回れ”

お客さまにもお時間を確保いただければと思います。そして、こうした家づくりが高い満足度につながっていると思います。

竣工時のSさま邸

家は建てたら終わりではありません。10年、20年、30年…と時が経つにつれ、生活環境が変わり、また新たな悩みごとが出てくるかもしれません。定期的にメンテナンスしていくことも必要になります。これからもお客さまに寄り添い続け、何かあれば頼っていただき、チカラになれる存在であり続けたいと思います。

いよいよ2024年もあとわずかとなりました。最後になりましたが、皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。