コロナの影響で増えた家計の支出

「新しい生活様式」(新北海道スタイル)が始まって、約半月。マスクの着用、手洗いうがいの徹底、人との距離を確保して接触する機会をなるべく減らす…など、感染予防対策を継続しながら、学校や企業の活動が再開されました。

前回のブログでも触れましたが、長い自粛期間中に、家の環境(住まい方)や食をはじめ、ライフスタイル全般を見つめ直したかたも多いのではないでしょうか。

今回は「家計」について、経験談を軽くまじえながら、30代の女性社員がお話します。

「固定費」と「変動費」

家計の支出をおおまかに分類すると、多少の変動があっても毎月必ず出ていく「固定費」と、使い方によって支払金額が増えたり減ったりする「変動費」に分けられます。

固定費には絶対に外せない項目が多く、変動費には我慢すると節約できる項目が多いのが特徴です。

◎固定費の代表例

〇家賃・住宅ローン(住居費)
〇車・生命・火災・地震などの各種保険料(月払いの場合)
〇光熱費
〇通信費(携帯電話・インターネットのプロバイダ料金)
〇教育費(子どもの学校徴収金や習い事代)
など

◎変動費の代表例

〇食費
〇日用品・被服購入費
〇美容(理容)費
〇レジャー・娯楽費
など

コロナの影響で増えた支出は?

 

LINE家計簿が4月末に行った「新型コロナウイルスの影響による家計の支出の影響について」という調査によると、約4割が支出増と回答。さらに、「どのような支出が増えましたか?」という問いに対し、次のような結果が出ました。

1位:食費 2位:水道光熱費 3位:日用品購入費

この結果を見ると、大多数の人が外出を自粛してステイホームをした、ということがわかりますね。

1位の食費については、子どもの休校(休園)、テレワークや休業によって働き方が変わったこと、外食や飲み会などの「密」を避けたことで、自宅で食事をする人数と回数が増えたことが支出増に直結したと思われます。我が家の場合、週に数回デリバリーを利用。ステイホーム中の良い気分転換にもなり、この出費は必要なものだと割り切りました。

2位の水道光熱費も、1位の理由に同じく「おうち時間」が増えたことが大きく影響していると考えられます。我が家でも、電気料金と水道料金がぐんと上がりました。例年よりも高い気温で経過したためか、暖房料金に目立った変化はありませんでしたが、もし真冬のステイホームだったら、大きな負担増になっていたと思います。

3位の日用品購入費は、マスクや消毒用アルコール、紙類、ハンドソープなどが品薄になり高騰したことや、スーパーやドラッグストアでのセールやポイント還元の一時中止が影響していそうです。家に居ることで、日用品の消耗が早くなることも要因のひとつだと考えられます。ステイホームを楽しく過ごすために、ゲーム機や調理家電などを新たに購入した家庭も多かったようです。

最も効果的なのは「固定費」の削減

今回LINE家計簿が行った調査では、約5割のかたが、「新型コロナウイルスの影響で家計管理や節約を意識した」と回答しました。節約方法では「無駄な買い物を減らす」ことが最も多い回答でしたが、無駄な買い物=変動費の節約は、ストレスが溜まりやすくなる、削減できる金額に限界がある、というデメリットも。

ショッピングやレジャーを、自分や家族へのご褒美、生活の潤いと考えて毎日頑張っている人もいるでしょうし、教育費がかかる子どもが多い家庭などは、そもそも家計に変動費を組み込めない月もあるでしょう。

マネーの達人であるFP(ファイナンシャルプランナー)の著書などには『節約で最も効果的なのは、固定費を減らすことだ』と書かれています。中でも、固定費の大部分を占める「住居費」と「光熱費」を減らすことで、家計にゆとりが生まれるそうです。

無理のない住宅ローンで、光熱費を抑える高性能住宅を

「高い家賃を払い続けても将来の財産にならないし、マイホームを建てようかな」

「子どもが増えて手狭だし、家の中で思い切り遊べる戸建に住みたい」など、

マイホームを検討しているかたは、毎月支払う金額は住宅ローン+光熱費だと考えてください。

「ローコスト住宅を買ったけれど、日当たりが悪くて暗いし、冬は思ったよりも寒い。毎月の電気代や暖房費が家計を圧迫している」という、残念な経験談があるのも現実です。

おうち時間が増えて、働き方も変わってきたなかで、どういった住まいならランニングコストを抑えながらも快適に暮らすことができるのか。

拓友建設では、毎月の光熱費が抑えられる『冬あたたかく夏涼しい、高断熱・高気密住宅』をご提案しています。

もちろん、住宅ローンは無理のない範囲で組むことが大前提。お客さまのご予算とご要望を丁寧にヒアリングして、快適なマイホームを作り上げるのが当社の理念です。

※過去記事の「札幌版次世代住宅について」をご参照ください。

http://www.takuyou.jp/wordpress/2019/02/blog-681/