性能とデザイン、コストのバランスに配慮 札幌市Kさま

Kさまは、住宅性能、デザインにこだわりがありました。新型コロナウイルスの感染拡大の中で家づくりを考えられていたため、家づくりのご希望などはメールでのやりとりが多くなりました。お送りした施工事例をご覧になって「高性能住宅でも窓を大きくできるんだ」と感心されました。ほかにも高性能住宅を建てるという住宅会社を何社か検討されたようですが、「質問にも的確に答えてくださる」とご評価いただき、最終的に当社をご指名くださいました。

設計/西川幸宏建築都市設計事務所

外観は、ガルバリウム鋼板のサイディングに木板貼り。当社「シンプルモダン」スタイルをベースにしております。

リビングの屋外側にはウッドデッキを縁側のようにしつらえました。茶色い土が入っている場所は、来春、芝を張って庭づくりを楽しむ予定です。

玄関には土間納戸があり、タイヤ、靴、傘等々など色々収納可能です。

LDKは南南東の方角を向いているので、大きな窓を設けました。高性能トリプルガラス入りサッシの採用で、窓が大きくても寒さを感じにくい造りです。

キッチンは引戸を開けるとユーティリティーにつながります。真ん中奥に見えているのが階段。リビング階段をご希望されていました。

1階の予備室からLDKを見たところ。天井まで届くハイドアで開放感があります。

ユーティリティーから脱衣室、キッチンを見たところ。脱衣室は引き戸で閉められるので、洗面所を使っている間でも気軽にお風呂に入れます。

ユーティリティーはボイラー、洗濯機置き場、洗面台と揃っています。

2階の書斎です。広くて居心地も良さそうですね。

主寝室です。部屋の入口にウォークインクローゼットがあります。

K様は、高性能住宅をコストやデザイン面のバランスも考えて希望されていました。価格面では、当初概算見積として出した金額と、契約見積金額とほとんど差がなく、K様にとっても満足に近い結果となりました。コスト管理がうまくいったと思います。性能面では、当社は標準仕様で札幌版次世代住宅基準のスタンダードレベルの断熱性能をクリアしており、気密性能は施工後の実測で0.28cm2/m2とスタンダードレベルで求められる1.0cm2/m2を大きく上回り、ハイレベルやトップランナーの0.5cm2/m2も上回っています。

もっとも、土地探しは難航しました。テレビニュースでも話題になっている通り、札幌市内の土地価格は過去10年で平均5割値上がりしたと言われています。また、土地の情報自体が少なく、K様も苦労して探されました。地盤情報や価格も考え、希望された地域に近いところで土地を見つけられました。

お子さまをのびのび育てられるK様。マンション住まいの窮屈さから解放され、暖かい我が家で年を越すのを楽しみにされています。